ボルボ整備ブログ

2014.11.19更新

寒くなってくると増えてくる不具合にブレーキブースターの不具合と言うの在ります。
FRのボルボの時代から定番中の定番修理ですが、
不思議なことに2000年以降の285系のV70でもこの不具合が起こります・・・
エンジン警告灯点灯、フューエルトリム系の故障コードが入ったり、酷いものは音もするので直ぐに解りますね。
ただFRのボルボと違って厄介なのは、エンジンをずらさないとブレーキブースターが取れないんですね~
基本的にはエンジン半降ろしとなります。
部品も高くて、工賃も高いので厄介ですが、多少でも安くしたい場合は当社では社外品のり扱いも御座います。
ディーラで作業すれば、10人以上の諭吉さんが飛んで行くのは確実ですので
安価に収めたい方はご相談ください。(まあそれでも高いですけどね・・・)
写真は先日交換したブースターですが、何故かペダル側にコーキングの痕が・・・?(左側)
全然意味ないんですが、どっかの整備工場で苦肉の策で施したのでしょうね~笑

2014.11.05更新

今日は燃料フィルターのお話です。
ここの所、燃料フィルターの不具合が立て続きました。
まあ、どの車両も古いKジェトロの240ですが・・・
燃料フィルターはメーカーの推奨交換時期があります。
古いボルボだと10万km程度の交換が目安となりますが
走行距離だけでなく、ある程度の年数でも交換が必要な時も有ります。
特に古い240等で金属製のガソリンタンクの場合、ガソリンタンク内に水が貯まると
錆が発生して其の錆びた水の影響でタンク内やライン、フィルター、Fディスビ等を侵食することが有ります。
今回の245は、アイドリングは正常、ただ冷間時の吹け上がりが著しく悪く
暖気後はやや正常に戻ると言う症状でした。
当社ベテランスタッフの森元がチェックすると
ラインプレッシャー(燃圧)は正常なのに、コントロールプレッシャーが高く
結局コントロールプレッシャーレギュレーターが詰まった不具合でした。
タンク内を覗いて見ると水分が多く、フィルター内も水で一杯でした。
このような状態では、良い燃料がエンジンに供給されずにエンジン不調となります。
たかだか燃料フィルターですが、されど燃料フィルターです。
240にお乗りの方は特に注意が必要です。
(940以降は樹脂製のタンクで錆に関しては心配ありませんが、水が溜まるのは変わりません)
今回はタンク内の水を抜いて、フィルター交換、ライン洗浄等を施して作業完了です。

1枚目の写真は今回の修理でフィルターから出てきた燃料
2枚目は別の車ですが、こちらもフィルターからは綺麗ではないガソリンが・・・

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2014.10.27更新

んー10月は正直比較的、暇でした。苦笑
まあ、夏忙しかったので一休みと思っていたのですが、
あまりに暇で参りました。大笑
ただ例年の事では有りますが、これから年末に掛けては繁忙期となるので、
11月はエンジン全開で頑張ります~

さて、先日ボルボ旧V70(875)の排気漏れ修理のご依頼が有りましたのでそちらのレポートを!
比較的珍しい排気漏れで、エキマニ直後のフロントパイプからのボボボボと爆音をたてています。
まあ、普通に考えれば、パイプ交換すればいいじゃんって感じなんですが、
このパイプ、部品で言えば触媒です。金額はなんと165000円(税別)!
びっくりする金額です。
しかもターボでAWDのモデルだったため、このパイプを外すには、
センターデフ、ドライブシャフト、PSギヤBOXまではずさないと行けない始末・・・
たかだか排気漏れで一大事です。

外してみると取り付けステーの溶接部分が甘く、それが原因でパイプが割れたようでした。
もちろん交換するなんて勿体無いので、溶接して作業完了です。
まあ、触媒の部品代16万なにがしは省けましたが、工賃はちょっとお高目なってしまいました。
お客様は喜んで頂いてので良かったですが・・・

比較的レアな修理でしたが、治せる所は治すのがうちのモットーです。

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2014.10.04更新

今日はボルボ240のデント作業です。
ボンネットやドアなどの小さな凹みを特殊な工具で治すのがデントと呼ばれる技術です。
メリットは板金のように高額な費用が掛からない事、
またペイントレスなので、色の違いや数年後の経年変化による変色も関係有りません。
デメリットとしては、当たり前ですが、エクボしか直せないので、傷を伴うペイントハゲ等では使用できません。

今回は古いオリジナルペイントの240のボンネットを修理しました。
どうしても塗り替えると退色等で色違いが目立ってしまいますが、デントなら古いクルマの色合わせも関係有りません。
写真の240はボンネットを閉めるときに強く押されたようで、手のひら大の凹みが有りましたが
デント作業後は、全くわからないほど綺麗になりました。
一時期は脱サラのデント屋さんが一杯いたのですが、最近はかなり淘汰されて逆に職人さんが少なくなりました。
当社に来てくれているデント屋さんも非常に腕の立つ職人さんです。
エクボでお悩みの方は、是非ご相談ください。

2014.09.26更新

今日は珍しく現行車のボルボ V70をお預かりしたのでその整備の様子を・・・

現行のV70ですが、リヤブレーキパッドの交換ですら厄介で、キャリパーピストンを戻すのにも
専用のシステムが必要です。
私のような古いメカニックには理解し難いですが、ハイドロリックユニットで制御しているので
システム解除をしないとブレーキキャリパーが戻らないんですね・・・
非常に厄介です。
現行車も既に2回目の車検を迎える歳になり、保証も終わり、ディーラー以外で整備をする事も多くなってくると思います。
新しいクルマはボルボに限らず町工場さんでは厳しい環境になってきましたね~苦笑
当社は、いまの所、このような新しいボルボにも対応可能です!

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2014.09.24更新

今日の整備ブログは「冷却水の管理はしっかりやりましょう~」ってネタです。

先日お預かりのボルボ240ですが、過去のメンテナンスに問題があり、冷却水がドロドロの状態でした。
洗浄しても洗浄してもなかなか綺麗になりません。
かなり永い期間、水しか入れてなかったのでしょうね・・・
ウォーターラインは錆がひどい状況で、ブロックの砂抜きプラグが腐食して水漏れを起こしていました。
実は半年ほど前にも違う砂抜きプラグを交換していたのですが、今回は又別の所も・・・(上の写真)
さすがにライン内を全て錆取りすることは困ですので、皆さんも定期的な冷却水の交換は忘れないようにしましょう!
ただちょっと補充するのは全然水道水で問題ありません。
当社では全交換しない場合はWAKOSのクーラントブースターと言う添加剤を補充します。
この商品は値段の割にいい商品です。(1600円税別)
下のリンクは2008年の当社のブログですが、それから変わらずショールームに展示してある現在の状態が下の写真です。笑
かなり効果有りますよ。ただ、錆びてからでは遅いので錆びる前に補充しましょうね!

http://bplus.blog3.fc2.com/blog-entry-994.html

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2014.09.16更新

今日はボルボC70 カブリオレのパワーウインドー直してます。
信じられないことにこのパワーウインド部品がめちゃくちゃ高いです!
純正部品のお値段なんと17万諭吉!
しかも日本に無し!本国オーダーです。
構造上よく壊れる部品だと思うのですが、まあ販売台数も少ないのでOUT OF STOCKなんでしょうね・・・
厄介なのは、S70やV70と共用パーツでも無いので、中古パーツもほぼ無いってことですね。
取り付けも厄介です。
調整が微妙らしく、樋口君手こずってます。

実は純正パーツで17万する部品も何とか半分程度になる術が有ります。
C70のパワーウインドーで困った方は是非、我が社にご相談ください。
(ストックは無いので、時間は頂きます)

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2014.09.01更新

急に夏が終わってしまいましたね。今日から9月に突入です。
すっかりエアコン修理の車も少なくなりました。
暑さも仕事も一段落でしょうか・・・

さて写真は、ボルボ S90のハイマウントストップランプカバーです。
例の如く、室内プラスチックは経年変化で取り外す際にボロボロ割れたりします。
問題なのは、既に生産中止の部品等も多いこと、更に中古パーツも劣化している事が多いこと・・・
スタッフ松川は、サーフボードの修理などもするので
このように割れた部品も修理して再生してくれます。
小さい部品や力が加わる部品は難しいですけどね・・・

 

2014.07.26更新

「無い部品は治す、作る!」
ボルボ940の16Vという希少な車、オーナー様には失礼ですが、かなりボロボロ。
整備ではもう長い事お付き合いさせて頂いているオーナーさんですが、
いつも最低限の整備であまり手を入れてきていません。
でもまだ乗りたいとのことで今年も車検でお預かりしました。
激しい排気漏れが有り、このままでは車検検査には通りませんので、拝見すると
フロントパイプと触媒の接合部分(フランジ)が腐食していました。
通常はフロントパイプも触媒も交換しないと治りませんが、部品は既に生産中止!
まあ有ったとしても諭吉さん20人分ぐらいの部品になってしまうので、荒療治ですが
フロントパイプと触媒を直接溶接で接合します。
触媒後ろのマフラーと違い、比較的肉厚なパイプですから溶接は容易です。
ただ、車両から取り外す際には、色々な所が壊れたり、ボルトが折れたり大変です・・・苦笑
まあ、これもまだまだ乗りたいと言うオーナーさんのために、頑張ります!
しかしこの暑さの中溶接はこたえるな~

2014.07.12更新

先日のブログの文面で「ブログ」と書いたつもりが「ブリグ」となっていました。
「ブリグが死んでるってってどうゆうことですか?」と質問を頂きましたが、只の入力ミスです。笑

 

さて、本日の整備ブログはボルボ240のAC修理に関して・・・
エアコンガスが抜ける原因は多々有りますが、室内に熱交換器(エバポ)が駄目なことも多々有ります。
スローリークで少量の漏れならばまだ良いのですが、真空引きも出来ないほどの漏れとなると厄介です。
実は240のエバポは既に生産中止で社外もない状況、更に最近はラジエター屋さんも少ないので修理もままならないんです。
今回お預かり240は真空引きも出来ないほどの漏れ方で、チェックをするとジャジャ漏れです・・・
気体の漏れテストは原始的ですが水を使うのが一番!
動画に撮りましたで、見てみてください。

http://youtu.be/S5NraJ4oF98

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