ボルボ整備ブログ

2014.06.28更新

やばいブリグが死んでる・・・苦笑
整備ブログの前回の更新が3月末だ・・・申し訳ありません。
ブログ更新されてないと、この店やってないのかな?って思う方も居るかと思いますが、
大丈夫です。ちゃんと営業しています。
バタバタと忙しく、ブログを書くことがおろそかになっているだけです。m(__)m

さて、この季節はACの修理やオーバーヒート等の修理が季節柄多くなります。
写真はボルボ 240のラジエターキャップの写真ですが、
一見すると不具合がわかりませんが、実は上下が剥離しています。
下側が弁側で、上がキャップ部分です。
本来、圧力をかけておくためのキャップで、ある一定以上の圧力がかかると弁が開く構造ですが
それが剥離しているので、圧力が掛かりません。
一見すると壊れていないように見えるのですが、これではすぐにリザーバタンク内の水が漏れて
水温が上がってしまいます。
サブタンクキャップの割れや剥離は取り外してよく注視してください。


2014.03.29更新

やっと3月のバタバタも終焉が見えてきました。
年度末、消費税、雪の影響でバタバタな3月で疲れました・・・

 気がつけが整備ブログも全然更新されてないので、久しぶりの更新です。
写真は先日行った240のクロスジョイント交換の模様です。
古い240は、このクロスジョイントに錆や摩耗が生じてガタが出ることがあります。
昔は、良く交換したのですが、最近はめっきりこの手の作業が少なくなりました。
クロスジョイントは径によって種類があるので注意が必要です。
交換はこのように万力でも作業が可能です。
ただ、やはり高速で回転する部分で分解整備になりますから、DIYは避けた方がいいですね・・・
結構、面倒だしコツも必要ですからね~

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2014.02.05更新

またまた整備ブログです~

ここのところ2件ぐらい続いた不具合ですが、ボルボ240系のオイル漏れトラブルです。
240も940もそうですが、オートマチックのオイルを冷却するためにオイルクーラーを備えています。
っとは言っても、ラジエターと兼用ですが・・・
そのため、ミッションとラジエターを金属の長いパイプが接合されてます。
結構長いパイプですから、途中でクランプされていますが、ここに問題が・・・
クランプ自体に干渉材がないため、永い年月を経て、金属と金属がこすれ、パイプが摩耗してしまい
最後には、小さな穴が空いてしまいます。
圧力のかかったオイルはその小さな穴から漏れてオイルが無くなってしまうんですね~
早期に発見できれば、ミッションダメージは残りませんが、そのまま乗り続ければミッションも駄目になってしまいます。
すでに20年以上経った240に最近よく見受けられる症状なんで、注意が必要ですね。
古い車ですから多少のオイル漏れはやむ得ませんが、量や場所によっては注意が必要です。

 

 

2014.02.03更新

パーツブログ担当が不在になり、これからはボルボ屋のオヤジが、またパーツブログ担当になりました。
実は整備ブログも、松川、樋口の両名に交代で書くように指示しているのですが、日々の整備に追われてなかなか、更新できていません。

って事で、久しぶりに整備ブログをボルボ屋オヤジが書いています。
今日のネタは、ATミッションのコンパニオンフランジです。
コンパニオンフランジとは、ミッションとプロペラシャフトをつなぐ部品ですが、
古い240は、ここからよくオイル漏れをします。
通常は、オイルシールやブッシュの交換をしますが、ひどくなるとコンパニオンフランジの金属部分も摩耗して交換となります。
今回お預かりの240もオイル漏れが酷く、点検した所、コンパニオンフランジまで深刻な状況でした。
しかも珍しいすり減りかたです。通常はオイルシールが当たる場所が均等にすり減るのですが
このフランジは、1週の1/3程度が異常摩耗しています。
ここまで酷いのはあまり見たことがありません。
ATリヤシールからのオイル漏れは、ATオイルが多量に漏れることにより、ミッションの滑りを誘発します。
漏れが見受けられる車は、定期的にATオイルの補充を心がけてください。
もちろん、修理するのがベストではありますが、結構費用もかかる部分です。
(今回のような酷い場合は、修理しないと、どうにもなりませんが・・・)

 

 

2013.10.09更新

ボルボに限らず、古くなってきた車両では、ブレーキピストンの摺動が悪く、パッドが写真のように片べりする事があります。
基本的には均等にパッドが減らないと制動力の不足や片効きを起こしてよくありません。
今回はボルボ940のリヤのブレーキですが、明らかにパッドの減り方が違うのがわかります。
実はこの車両、過去にもその傾向があったので、様子を見ていたのですが、今回はOHとなりました。
キャリパーは、ばらして見るとピストンが虫食い状態でピストンも交換しなくてはいけない・・・なんて事も多々ありますが
今回のピストンは大丈夫でした。
ピストンもキャリパーも問題なく、OHによりスムーズに動くように!
ダストブーツが切れた状態で永く放置すると、そこからゴミや水が入り、キャリパーピストンを傷めることがありますので
パッドの交換時などは、ダストブーツの損傷などにも注意を払うことをお薦めいたします。

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2013.09.20更新

珍しくボルボXC70の不具合に関して...
FFになってからのボルボには、ヘッドライトの光軸を運転席から任意に調整できる車両があります。
またその光軸調整のSWが装着されていなくても、自動的に車高を感知して、
光軸ポジションを可変する車両もあります。
今回、点検でお預かりしたXC70ですが、30分程度夜間走行していると
突然、左右のヘッドライトが思いっきり下に下がるという症状のご相談を受けました。
その後ヘッドライトをON OFFしたり、LOW、Hi切り替えをしていると元に戻るという怪現象なんですが・・・
調べると写真のポジションセンサーの不具合のようでした。
構造は単純でテコの原理で足回りに取り付けられたリンクが上下する事でセンサーがケツ下がりを検知して
光軸を下げます。
このセンサーが不良になることで、突然ヘッドライトが「ガクン」と下を向くようです。
センサーの部品は1万程度ですが、正直あまり必要な装備とも思えませんので、お客様にご了解を頂き、
オート可変システムをカットして安価に修理完了です。

2013.09.13更新

今日はボルボ240の水漏れ修理に関してです。
お預かりした240ですが左の後部座席がビショビショになるとの事でお預かりしました。
駐車場は傾斜などなく平らな場所との事で、ウエザーストリップからの雨漏れを予想しましたが・・・

まずは、内装をすべてはがします。シートの着脱、マット、干渉材などなど・・・
ここで重大な発見!濡れているのは左後部座席だけではありませんでした!
すべてフロアがビショビショです。苦笑
邪魔な物が無くなった時点で、色々なテスト行います。
一番疑わしいのはFガラスからの雨漏れです。
240はドアのウエザーストリップからの漏れは比較的少なく、サンルーフも無いので
一番多いのはFガラスです。
ところがテストではFガラスからの雨漏れは確認できませんでした。
そうなると残るは1つです。エアコンのドレンの排出不良!
BING~ ドレンが詰まって、水が外に排出されすにオーバーフローしていました。

このように、フロアが水浸しになっても雨漏れとは限りません。
色々な角度からの検証が必要となります。
また、必ず、絨毯類は風通しの良い場所でシッカリ乾かしましょう。
そのまま生乾きだと悪臭の原因となります。
写真で見てもわかるようにカーペットの下には、重要な電装品も隠れています。
水浸しを放って置くと、SRS(エアバック)の不良やABSの不良にもつながりますので、
床がビショビショになった場合は、お早目の作業がお薦めです!

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2013.08.26更新

久しぶりの整備ネタですm(_ _)m

先日お預かりのボルボ240ですが、どこかのガソリンスタンドかタイヤ屋さんで
昨年の冬スタットレスタイヤに交換をしたらしいのですが、
めちゃくちゃオーバートルクでタイヤを締め付けているため
ホイールナットが1本どうやっても取れません。
ホイールが装着されている状態で、使える工具も少なく、ネジが折れる前にネジの頭も舐めて
結局、削りったり、ほったりして、ホイールを外します・・・
(特に240の袋ナットは表面にカバーがアリズルズルになり易いんですよね...)
タイヤの取り付けは、規定のトルクがあります。
一般的にはアルミとスチールでも違いますが、ボルボ240の場合、
メーカーの規定トルクは115Nmです。
慣れている方でも、必ずトルクレンチを使い、オーバートルクは避けましょう!

2013.07.18更新

季節物の修理を一つ!
最近、エアコンホースの不具合によるガス漏れが増えてきました。
写真のようにホースをかしめている金属部分が破断して、ガスが漏れるのですが・・・
困った事に240や940の古いタイプのホースは生産中止でボルボ純正部品が出なくなっています。
社外の部品は左ハンドル用が多く、海外でも右ハンドル用はなかなか手に入りません。
(写真のホースは 94年の940右ハンドル用 AC低圧ホース(エバポ~コンプレッサー)です)

でも、大丈夫!当社ではそのような生産中止のホース類も特注で対応可能です。
古いACホースやPSホースでお困りの場合は、是非ご相談ください!

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2013.07.05更新

今日の整備ネタは、梅雨時にありがちな整備です。
梅雨時の雨がジトジト降る季節、なんだかエンジンがバスバスいったり、1発死んだような気がする・・・
晴れている時は、何でもないんだけど・・・?
なんて場合は、基本的には点火系の不具合が疑われます。
写真は、240のディスビキャップですが、センターの接点が傷んでなくなっているのがわかります。
点火系等の部品は、エンジン側からプラグ、プラグコード、ディスビローター、ディスビキャップと消耗品となりますので
点検時に良く目視して、リークしている場所や割れ等があれば、早急に交換することをお薦めいたします。
写真のキャップなんて2100円ぐらいの部品ですからね...
イグニッションコイルやパワーステージ(イグナイター)は消耗品ではありませんが、これがダメで火が飛ばなくなることも
よくありますので(特にパワーステージ)こちらも注意してください。(コイルはあまり駄目になりませんけどね・・・)

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