ボルボ整備ブログ

2020.11.06更新

さて、また前回から日が開いてしまいました。

今回は最近多い故障事例で行きます。

ボルボ240、940で当社で最近よく交換しているものがパワーステージ(イグナイター)です。

左ヘッドライト後ろのボディ側にくっついてます!
交換は比較的簡単です。

故障した時の症状としてセルは回るけど火は飛びません。
240.940の場合は燃料ポンプも動きません。それゆえに燃料系かと誤診しがちです。
故障コードも入らない事がほとんどです。
走行中のエンストよりも、始動不良になることが多いですかね。

昔から交換する事はよくありましたが、実際での故障頻度はそれほどでもなかったですね。
ですので予防整備で替えていたのがほとんどです。
外から壊れているかはわからない部品ですし症状もいきなり出ますので困ります。

経年劣化での内部部品の寿命の時期に入ってしまったのでしょうか。

予防整備のできる余裕のある方は、そろそろ替えた方がよい部品ですかね。。

 

松川



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2020.07.31更新

今回はボルボ960、1994年モデルのATの変速不良です。

今回のは、なかなか苦労しました。
この車はミッションがAW30-43ですのでSV90なども共通している事例です。
AW30-40も同じだったと思います。

ATは変速はするけど違和感あり。リンプモードかな。
メーターの↑表示点滅、シフトレバー横のモードセレクタスイッチ順番に点滅。
A1の故障コードは232スピードセンサ信号異常。消しても走るとすぐ入ります。

こちらのミッションは240,940のAW70、71と違い電子制御されているミッションです。ミッションに付いているスピードセンサーとデフに付いているスピードセンサー2個のセンサーで管理されています。

まずはミッション左側のコネクターの点検から。ここはグズグズになってよく接触不良を起こしますので良くチェック。続いてミッション横についているセンサーの点検。
続いてデフ側のセンサーの点検。スピードメーターも動いているので、うーむ正常。。。

AWのECUの配線チェックしていたらスピードの配線に古いナビの配線が自分の嫌いなスコッチロックで付けられています。これか!と外して配線を修理しますが変化なし。

ですがここでプロペラシャフトを回した時のメーターからECUに入る電圧の数値がおかしいのを発見!!
これはメーターの可能性が高い!
940でしたらメーターを外すのはチョチョイですが、この960、SV90はメーターを外すまでがなかなか厄介。
キレイな状態のモールとウッドパネルを外すのに緊張しながらなんとかメーター周りのパネルを外します。

やっと外したメーターは矢崎製。940の矢崎製は良くだめになります。
今回はすでに中古の良品もないので修理で行きます。

メーターをバラして点検していきます。基盤が焼けて導通のない箇所、漏れ出しているコンデンサー、はんだのひび割れ多数。
全て自力で修理完了!

走行テストでスムーズな変速とランプ類の点滅無し。
故障コードも入らなくなりました。

ふ~、一件落着と、こんな感じです。


松川








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2020.07.22更新

さて今回のお車は240の1992年式のセダンの修理例です。

こちらのお車は数年前に1992年モデルを顔面を1980年の244ターボから移植して当社で作った車です。我ながら、かなりいい雰囲気です!


さて梅雨時に多いのが雨漏れ。
サンルーフ付きの車の少ない(ディーラー車にはない?)240ではフロントガラスのシールからの漏れが一般的ですがこちらのお車はサイドステップに溜まった水が室内へ。
ここまでくるとカーペットしたの吸音材なども酷い事に。
サイドステップの中はカウルトップから入った雨水の通り道になっているのですがドレンが詰まると水が溜まってしまいます(3、4箇所ドレンがあります)。
まれにアクセルONでジャバジャバ音が聞こえる場合も。
こちらのお客様の駐車場がフロントが傾斜しているためフロント部分に過剰に水が溜まってしまったみたいです。

気になる方はとりあえず外側のドレンをマイナスドライバーや棒でつついてみてください。
詰まっていると水がじゃーっと出てきます。。。


松川

 

 



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2020.05.18更新

またまた お久しぶりになってます。

色々と気を付けながらの生活は不便ですが当社スタッフは元気になんとか営業しております。


さて今日のネタはB230エンジンのフューエルプレッシャーレギュレーターの交換です。

前にも書いていたらすみません。


簡単に言うと通常はエンジンの負圧を利用して燃圧を保持してエンジンを切ってもガソリンをインジェクターのデリバリーパイプに留まらせて次にエンジンをかけるときに始動しやすくするためにあるものです。
ダメになると燃圧を保持できなくなりセルモーターを長く回さないとエンジンが始動しなくなります。
まだそれだけだとそんなに支障はないですが完全にダメになるとガソリンがインテークマニホールドに流れ込み燃調を狂わせて調子が悪くなります。

燃圧計ですぐに調べられますが自分はバキュームホースをクンクン嗅いで確認できます(笑)。セルのくランキングが長いなと感じたらホース外してクンクンです。


こんなところも不調の原因がいますのでご参考になればと…。








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2020.03.09更新

さて今回は販売車両の240GLワゴン

1985年モデル角目4灯の納車整備の状況です!



こちらのお車はホームページなどにアップする前に売れてしまいました。
正直、中古車は巡り合わせというのかタイミングというのか。
古い車なのでいくら探しても見つからないのに、たまたま出会ってしまったり。


とりあえず外見は塗装がボロボロの剥げ剥げでしたので元色でオールペイントしてぴかぴかに!

さてこちらのお車、まず漏電してます。
まあ、240の漏電の一番多いのは集中ドアロックユニットの配線のショート!!
鍵で回すとガチャガチャする場合など要チェック。
キーレス付けた場合もついでに要チェック!
案の定ボロボロなのですぐ修理。


アイドリング不調。
インマニのエア吸いみっけ!ガスケット交換しながらのバルクヘッド部分の配線ボロボロ修理。。ここ発電不良の原因だったり水温計異常なども。

あと、なんだかエンジン調子悪目。
燃圧が上がらない?ガス欠?
その犯人はインタンクポンプのホース千切れちゃってます。


この車はおそらくワンオーナーかも(記録簿無し、旧ナンバー二桁)なので意外と整備されていた車でしたが触れば触るほどにいろんな箇所に手を入れる必要がありました。

とまあ、こんな感じで納車整備はまだまだ、まだ続く。。。

 
外見だけ良くしても肝心な機関がしっかりしていないと安心して乗れませんからねぇ。。。

松川

 



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2020.02.08更新

さて今回は2008年式のV70です。
BB、135と言われるモデルチェンジした最初の年式の車です。

こちらのお車、走行距離は3万キロ代。

走行中にエンスト。再始動はできます。
当社では特に症状出ず。

診断機で見ると燃料系の故障コード。
ですが最後まで故障箇所は特定してくれません。
エンジン掛けてECMのランニングデータを見ていきます。
すると室内後ろの方からポコッとたまに音がします。
燃料ポンプ?から音がします。
データを見ているとポコッと音がするとフューエルプレッシャーの値が1000kpa超えます。
ECMが要求している数値は400kpa。
なのに圧は異常な数値。
古い車だとプレッシャーレギュレーターかなんて思ってしまいますが、この車だとプレッシャーセンサー!!
このセンサー、当社でもよく交換してます。
でもこの走行距離でダメになるとは!!
新しいと思っていた2008年式も12年落ちですか。。。
サクッと交換して数値が落ち着きました。
走行テストして終了。


松川



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2020.01.18更新

今年、一発目の投稿です。

今年の目標はもう少し投稿頻度を上げること!!
皆様、本年もよろしくお願いいたします。


さて今回は、
車種は240と940に共通することです。

たまにATの変速ショックが大きい
シフトアップのタイミングが遅く引っ張ってしまう(エンジン回転が)
ので「ATがもうダメですかね」と聞かれたりします。

本当にダメな場合もありますが
そんな症状の時にまず最初にすることは、すごく基本的な所なのですがキックダウンケーブルの調整!
スロットルの部分に付いているケーブルがピンピンでしたらたるむぐらい緩めてみてください。
それだけでかなり良くなる場合がかなりあります。
調整の際に下の写真のように金具からケーブルが抜けてしまっている車もあります。
その時はむりやり押し込んでやればいいのですが(入らない時はあぶってみたり削ってみたり)、ケーブル外側の補強のためのワイヤーが飛び出して最後まで押し込めない時もありますのでその時は飛び出しているところを少し切ってしまいましょう。(キックダウンワイヤー自体は絶対に切らないでくださいね)

とまあ、今回紹介したのは一例でATの内部で不具合が起きてしまっているものは論外ですがキックダウンケーブルが交換する必要がある物もありますので。。。

完全に固着しているものはいっそのこと外してしまうという応急処置も有りです。。。

 

松川

 



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2019.11.08更新

いつの間にやら寒い季節になってしまいましたね。


皆様、いかがお過ごしでしょうか。

 

さて久しぶりの整備ブログです。


今回はボルボ940の点火系の修理です。
雨の日に調子が悪いという事でお預かりです。

特に故障コードはは無し。
まずは基本のプラグ、プラグコード、ディスビをチェック。
ディスビの中にオイル漏れ、ディスビキャップに強いリーク跡有り、プラグコードのセンターコード擦れリーク跡。とまあこんなところが原因かなと。

ディスビキャップとローターは消耗品と割り切って早めの交換が望ましいです。
オイル漏れはカムシャフトに刺さる箇所のOリング大、小の交換をしましょう。
あと、自分的に大事なところなのですがプラグコードのセンターコードがヒーターホースやヘッドなどに干渉しないように処理をしないといけません。
こんなのでと思うかもしれませんが擦れてリークを起こすと最悪エンジンがかからなくなる事もありますよ!

エンジンに元気な火花は基本ですね!

 

ではまた。


松川



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2019.09.03更新

お久しぶりになってます。

ここ最近、入庫台数が非常に多くてんてこ舞いです。
すぐの入庫が困難でご迷惑をおかけしてしまっている方には申し訳ありません。


さて夏場に多いエアコン修理ですが症状も様々で多種多様な修理が求められます。

こちらのお車はエアコンガスを入れてもすぐに抜けてしまいます。
写真は正常なパイプとの比較です。
エアコンコンプレッサーと低圧ホースの接合部分までは特定し外して見るとパイプ部分がペラペラに削れています。生産終了のホースも当社では特注でホースを作れますのでなんとか無事修理完了です。

この夏はコンプレッサーの交換も多く、エキパンもこんなひどい車も。

効きが良いと言われる134Aの1993年の240も最近はコンデンサーからの漏れの車も多くコンデンサーを特注で作ったりとホント色々あります。

940では最近はECCユニットの不具合も多いです。

このように絶版でない部品も作ったり直したりと古い車もまだまだ乗れるようにお手伝いいたしますので是非ご相談を!

松川

 



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2019.06.04更新

さて今回の修理は「クルマを動かすと水の流れる音がする」です。

お車は2008年XC90。

240などではボディのサイドシールのドレンが詰まって水の流れる音がすることはよくありますが。

とりあえず状態確認で助手席のフロアマットの下は特に濡れても湿ってもいない、内張りを外しフロアカーペットの隙間から覗くと大量の水が!!
カーペットを完全に外すと池ができています。
20cmはあるぶ厚いフロアカーペットとボディの深さのおかげで上にはあがって来てなかったみたいです。幸いなことに電装品にもかぶっておらず良かった良かった。

さて次は水の浸入経路はどこか。エアコンのドレンはOK。
サンルーフのドレンをチェックするとこちらでした。
Aピラーに刺さるドレンからポタポタと。
外して見るとニップルがグズグズに!
あとはニップルを新品に交換して(詰まりをなくすために加工してます)カーペットを乾かして完了です。

いつの間にか2008年の車でもゴム類は経年劣化で交換するようになってしまいましたね。90年代の車ならいざ知らず。あわわ。。。


松川


P.S. 在庫車両ちょこちょこUPしてます!気になる車両があればお気軽にお問い合わせを!!http://www.2ndmotors.co.jp/



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