ボルボ940 オートエアコンユニット(ECCユニット)修理
2024.12.18更新
今年はなにかと忙しくブログを書くのが年末になってしまいました。
インスタのストーリーやfacebookでは少し上げていたりしますがきちんとした文を書けていなくて申し訳ないです。
なかなか難解な故障事例も多くて忙しくしておりました。
さて昨今、ボルボ純正部品もどんどんOEM品になってきてしまい(パッケージはVOLVOですが)品質で困る部品も増えてきました。
純正品しか使わない(かなり前から無理なはずですが…)と言う整備工場さんもさぞかし困っていると思われます。
今回の修理事例は940をお乗りの方で困っている方は結構いると思います。
940のオートエアコンのユニットの故障。
マニュアルエアコンユニットではないのでお間違えなく。
壊れ方の代表的なものはエアコンユニットのダイヤルを回しても風が出ない、風量が弱い、エンジン始動時に最大になるなど。
他の箇所は直せることが多いですが、この風量に関してのものは直せないのが多いのです。
最悪直らない場合は中古のユニットで対処してきましたが当社も在庫はほとんどない状況でテスト用に何個かとってあるのが最後に。
最初のうちは自分で内部部品を交換して直せていたのですが、だんだん直らないものが増えてきたので専門の修理業者に出してみました。
ユニット修理できますと謳っている業者は何社かあるのですがそれでも直らないのが多く無駄な出費に終わることに。
内部部品の経年劣化で壊れているのがわかっているのでユニットの内部部品の交換などいろいろ手を尽くしましたが電子回路の専門家ではないのでわからないことも多く困り果てていました。
写真は分解したユニットの山。20個以上はあります。。。
そこでこの度、解決策として暫定的ではありますがスイッチを増やすことで普通に使用できるようにできました。
スイッチを増やすことが不本意ではありますがひとまず風がきちんと出るようになりエアコンとしてきちんと使えるように!
完成写真を撮り忘れましたがなんとか色々と直してまだまだ乗れるように精進いたします。
松川