ボルボ整備ブログ

2014.02.05更新

またまた整備ブログです~

ここのところ2件ぐらい続いた不具合ですが、ボルボ240系のオイル漏れトラブルです。
240も940もそうですが、オートマチックのオイルを冷却するためにオイルクーラーを備えています。
っとは言っても、ラジエターと兼用ですが・・・
そのため、ミッションとラジエターを金属の長いパイプが接合されてます。
結構長いパイプですから、途中でクランプされていますが、ここに問題が・・・
クランプ自体に干渉材がないため、永い年月を経て、金属と金属がこすれ、パイプが摩耗してしまい
最後には、小さな穴が空いてしまいます。
圧力のかかったオイルはその小さな穴から漏れてオイルが無くなってしまうんですね~
早期に発見できれば、ミッションダメージは残りませんが、そのまま乗り続ければミッションも駄目になってしまいます。
すでに20年以上経った240に最近よく見受けられる症状なんで、注意が必要ですね。
古い車ですから多少のオイル漏れはやむ得ませんが、量や場所によっては注意が必要です。

 

 

2014.02.03更新

パーツブログ担当が不在になり、これからはボルボ屋のオヤジが、またパーツブログ担当になりました。
実は整備ブログも、松川、樋口の両名に交代で書くように指示しているのですが、日々の整備に追われてなかなか、更新できていません。

って事で、久しぶりに整備ブログをボルボ屋オヤジが書いています。
今日のネタは、ATミッションのコンパニオンフランジです。
コンパニオンフランジとは、ミッションとプロペラシャフトをつなぐ部品ですが、
古い240は、ここからよくオイル漏れをします。
通常は、オイルシールやブッシュの交換をしますが、ひどくなるとコンパニオンフランジの金属部分も摩耗して交換となります。
今回お預かりの240もオイル漏れが酷く、点検した所、コンパニオンフランジまで深刻な状況でした。
しかも珍しいすり減りかたです。通常はオイルシールが当たる場所が均等にすり減るのですが
このフランジは、1週の1/3程度が異常摩耗しています。
ここまで酷いのはあまり見たことがありません。
ATリヤシールからのオイル漏れは、ATオイルが多量に漏れることにより、ミッションの滑りを誘発します。
漏れが見受けられる車は、定期的にATオイルの補充を心がけてください。
もちろん、修理するのがベストではありますが、結構費用もかかる部分です。
(今回のような酷い場合は、修理しないと、どうにもなりませんが・・・)

 

 

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