今回の整備ネタはキレイな色のV70(135、BB系)のヒーターがぬるい症状です。
高速で走ると急激にヒーターが利かなくなります。寒いぐらいです。
DTC(故障コード)を見てもなにも入っていません。
温度調節のシャッターのダンパーモーターも正常です。
一般的に普通に考えるとサーモスタットかなと。
ただこちらのお車はまだ32,000km…サーモスタットがダメになるのはまだ早いかなと思ってしまいます。
ですが暖機後もラジエターホースの上下、ヒーターホースのIN、OUTを触ってみると明らかな温度差が!
こりゃサーモスタットですね。
最近のボルボに強いS氏がサクッと交換して完了です!
こちらの車はサーモスタット単品で部品供給があるので費用は安くできました。
285の後期モデルはユニットアッセンブリーでしか部品供給がないためサーモスタットにしては高めでしたので良かった良かった。
余談ですが、古い車ばかり見てきた私なんかはヒーターバルブかな…なんて思ってしまいがちですが今時の車は水の通りでヒーターの温度を管理していません。FFになってからはかなりエアコンユニットを見直して風の通り道をモーターを使ってシャッターで制御しています。これにより温度調節を繊細にできるようになったんですね。
以上、ボルボ歴16、7年ほどの自分で乗ったVOLVOは745(角目4灯)、965(薄目)、945、945、V70(285)の二級整備士の松川がお送りいたしました。