パーツブログ担当が不在になり、これからはボルボ屋のオヤジが、またパーツブログ担当になりました。
実は整備ブログも、松川、樋口の両名に交代で書くように指示しているのですが、日々の整備に追われてなかなか、更新できていません。
って事で、久しぶりに整備ブログをボルボ屋オヤジが書いています。
今日のネタは、ATミッションのコンパニオンフランジです。
コンパニオンフランジとは、ミッションとプロペラシャフトをつなぐ部品ですが、
古い240は、ここからよくオイル漏れをします。
通常は、オイルシールやブッシュの交換をしますが、ひどくなるとコンパニオンフランジの金属部分も摩耗して交換となります。
今回お預かりの240もオイル漏れが酷く、点検した所、コンパニオンフランジまで深刻な状況でした。
しかも珍しいすり減りかたです。通常はオイルシールが当たる場所が均等にすり減るのですが
このフランジは、1週の1/3程度が異常摩耗しています。
ここまで酷いのはあまり見たことがありません。
ATリヤシールからのオイル漏れは、ATオイルが多量に漏れることにより、ミッションの滑りを誘発します。
漏れが見受けられる車は、定期的にATオイルの補充を心がけてください。
もちろん、修理するのがベストではありますが、結構費用もかかる部分です。
(今回のような酷い場合は、修理しないと、どうにもなりませんが・・・)